本記事は「ZERO スーパーセキュリティ」に付属している
VPNの役割や機能、使い方を詳しく解説しています。
こんにちは、家電量販店で働いてるかややよです!
ZERO スーパーセキュリティを使っていると謎の機能が目につきますよね。
これは何につかうの?
「スーパーセキュリティVPN」はフリーWi-Fi(公共無線LAN)を安全に利用するための機能です。
カフェやコンビニ、公共機関などのフリーWi-Fiは非常に便利である反面、盗聴や覗き見などの危険性が付いて回ります。
そのリスクを回避する手段として用いるのがVPNです。
今回はスーパセキュリティVPNの機能や使い方を詳しく解説します。
インターネットを安全に利用されたい方はぜひ最後までお読みください。
スーパーセキュリティVPNの機能
冒頭で述べたとおり、フリー Wi-Fiスポットには不正利用のリスクが常にあります。
理由はカンタンで暗号化されていない状態のネットワークを第三者と共有しているからです。
別記事:フリー(無料)wi-fi(ワイファイ)の危険性と安全に利用する方法で詳しく解説していますが、セキュリティがゼロに近い公衆通信環境では丸裸も同然になります。
悪意をもった人間からすれば、鴨がネギを背負ってくる姿を見るだけで笑いが止まらないでしょう…。
誰かに通信内容を覗かれていることを想像するだけで寒気がしますよね。
そこで活躍するのが「スーパーセキュリティVPN」です。
VPNとは「Virtual Private Network(仮想の専用回線)」のことで送受信データを暗号化する技術です。
仮想の専用トンネルを構築して通信することで第三者の覗き見を防止できます。
存在感が薄くヒッソリとしていますが、実は頼れるスーパーヒーローです。
スーパーセキュリティVPNの使い方
使い方はカンタンです。
さっそく、やってみましょう。
VPNボタンをぽちっとクリックします。
あとは、VPNの管理画面で「
おぉ、できた!
ネットワーク情報をモニタリングするとVPNが有効になっていることが分かります。
■VPN 無効時
■VPN 有効時
VPN接続を解除する時は「
メッチャ簡単ですね。
スーパーセキュリティVPNの弱点
スーパーセキュリティVPNは頼りになる存在ですが、ウィークポイントがあります。
実際にVPN接続を試してみた方は、お気づきではないでしょうか…。
そう、1日200MBの通信量制限です・・・
制限された通信量を超えるとVPNが使えなくなります。
200MBの通信量目安はザッとこんな感じです。
200MB | 備考(データサイズ) | |
---|---|---|
メール | 約4万通 | 1通あたり5kB |
WEBサイト | 約666ページ | 1ページあたり300kB |
You Tube(480p) | 約20分 | 1分あたり10MB |
You Tube(1080p) | 約5.5分 | 1分あたり36MB |
例えば、メールにファイルを添付しない場合、全角500文字(5kB)なら約4万通の送受信が可能です。
カンタンなビジネス用途であれば許容範囲に収まります。
ただし。。。
ヒマつぶしの用途に使えばアッと言う間に制限がきます…。
適当にブラウジングしているだけでも、通信データを大量に消費するモノ(動画広告等)が表示されると泡のように溶けていきます。
さすがに200MBの浮き輪で情報の海を長時間およぐのは難しいです。
結果的にスーパーセキュリティVPNの有効時は通信量をコントロールする必要があります。
スーパーセキュリティVPNプレミアムのアップグレード料金
スーパーセキュリティVPNプレミアムにアップグレードすることで容量が無制限になります。
さらに、もうひとつの特典としてVPN接続時に任意の国を選ぶことができます。
接続する国を変えれば海外のサービス(VOD等)にアクセス可能!
気になるアップグレード料金は…。年額2,750円です。
お金とるんかい!ってズッコケますが、VPNサーバーの管理はコストが掛かるので仕方ありませんね…。
きほんてきにVPNサービスはドコも有料です。
逆に200MB使えるのが太っ腹なのだと考えて割り切りましょう。
それでは、この料金設定は安いのか高いのか見ていきます。
まずは、大手VPNサービスの年間費用と比較します。
NordVPN ※1 | Express VPN ※1 | セカイVPN ※1 | |
---|---|---|---|
年間費用 | 15,889円 ※2 | 11,232円 | 13,200円 |
どこも年額10,000円は超えてきます…。
続いて、安価のVPNサービスとくらべてみます。
MillenVPN ※1 | SurfsharkVPN ※1 | CyberGhostVPN ※1 | |
---|---|---|---|
年間費用 | 4,752円 | 4,136円 ※2 | 4060円 ※2 |
料金を並べると分かりますが、実は2,750円でも破格の価格設定です。
安全のための買い物だと思えば、アップグレードするのも悪くない選択肢になります。
とはいえ…。「更新費用が0円!」の魅力に惹かれてスーパーセキュリティを導入しましたよね。
毎年料金が発生するコトに抵抗がある人も多いはず。
そこで、おすすめなのがスマホのテザリング機能との併用です。
スマトーフォンの通信機能を用いてインターネットに接続する方法です。
キャリアによってテザリングオプションへの加入が必要になります。
テザリングなら接続するのは自分だけなので盗聴の心配はありません。
「200MBの通信制限を解放する為にVPNを契約する位ならテザリングで乗り切るぞ!」作戦です。
常にテザリング接続してしまうとスマホの通信データ容量(ギガ)が勿体無いので、200MBを使い切ったら切り替えるといった順序になります。
もちろん、スマホで大容量プランを契約しているなら、VPNをすっ飛ばして初手スマホ接続!作戦も実行できます。
ただし、毎日500MBも使用したら月15GBの消費になるので注意が必要です。
テザリング機能や使い方などの詳しい内容は下の記事で紹介しています。
まとめ
スーパーセキュリティVPNは公共のフリーWi-Fiを利用する際に力を発揮する機能です。
通信量制限が大きな壁になるので頻繁にVPNに接続するのであれば、プレミアム版へのアップグレードを検討してみてください。
テザリング併用作戦もアリです!
さいごに、ココまで触れませんでしたが「無料」VPNの利用は避けてください。
マルウェアに感染するリスクや、個人情報をブッコ抜かれる可能性があります。
いま言及している理由は、読み飛ばし癖のあるアワテンボウさんに「無料VPN」のキーワードを見せたくなかったからです。
「無料」の文字に釣られて、パパッと危険なサービスやアプリに飛び付きかねません…。
構築費用・維持費をかなぐり捨て、対価なしに「無料」を謳うVPNサービスは疑うべきです。
スーパーセキュリティのように有料版への導線として一部無料とするなら健全で理解しやすいですが、完全無料なのは何かしらウラがあるのが透けています。
別記事「フリー(無料)wi-fi(ワイファイ)の危険性と安全に利用する方法」で説明している筑波大学のような学術研究目的であれば話は別ですが、、、。
安全性を推し量るには知識と経験が不可欠なので注意してください。
参考になれば幸いです。
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