パソコンに長期保証(延長保証)は必要なの?保証が大切な理由を紹介!

本記事はパソコンの購入時に長期保証を付けるか
悩んでいる方に向けて書いています。

こんにちは!家電量販店で働いているかややよです。

パソコンの長期保証は「もしもの故障」に対して役に立ちますが、追加料金を負担に感じてしまい加入するか悩みますよね。

例えば、家電量販店の多くは購入金額の「5%」で保証期間を5年間延長できますが、10万円の商品を買った時に「5千円」「長期保証料」として支払うのは高く感じてしまいます。

パソコンは高額なので少しでも出費を抑えるために考えこんでしまうのは当たり前のコトです…

長期保証って高いし必要なのかな?

今まで壊れたことないから使わなさそうだな

料金面や過去の経験から「いらないのではないか?」と思われる方もいますよね。

しかし、結論から言うと長期保証は「絶対に加入するべき」です。

今回は長期保証(延長保証)が大切な理由を紹介します。

目次

メーカー保証の「1年」は短すぎる

一般的にメーカー保証は「1年」しか付いていません。

正直、「1年」では長く安心して使うことはできません。

パソコンをはじめ機械には「バスタブ曲線」と呼ばれる故障期間があります。

引用:厚生労働省 職場のあんぜんサイト 安全衛生キーワード バスタブ曲線(故障率曲線)
初期故障期製造や流通過程で部品に不具合が存在し故障する期間
偶発故障期安定期に突発的な事故などが原因で故障する期間
摩耗故障期偶発故障期の後に部品の寿命がきて故障する期間

メーカー保証期間の「1年間」は「初期故障期」に起きる故障を保証するために設けられています。

そのため、メーカー保証の終了した後の「偶発故障期」と「摩耗故障期」に発生する故障への対応策は必要になります。

パソコンは最低でも「3年」は使いますよね?

だから、「1年」では短すぎるという結論になります。

パソコンには当たりハズレがある

パソコンの組み立て画像

パソコンは精密機械の組み合わせで出来ています。

  • CPU
  • ハードディスク
  • メモリ
  • 冷却ファン
  • 液晶画面(ノートパソコン)

それぞれのパーツごとに摩耗し経年劣化していきます。

そして、部品の品質にはばらつきがあるので、「同じ機種」で「同じ使い方」をしても同じ寿命にはなりません。

よくある声として「5年は大丈夫」「壊れたことがない」というものがありますが、それは「当たり」を引いた場合です。

品質の悪いパソコンに当たってしまうと…

「はずれパソコン」ということになります。

「はずれ」を引くと「5年」も保たずに故障します。

そもそも、全てのパソコンが5年保つなら「保証」自体が存在しません。

もちろん、昔と比べて部品の耐久性の向上や故障原因の排除により「ハズレ」を引く機会は減ってはいますが、「ハズレ」「ゼロ」になることはありません。

ちなみに私もハズレを引いた経験は何度かあります…。

2年で故障しました…

「1年」は問題なく使えても「5年」以内に故障することはよくあることです。

パソコンの修理料金は驚くほど高い!

パソコン修理料金のイメージ画像

パソコンの修理料金は「めっちゃ高い」です…。

例として「NEC」の公式サイトから修理料金を一部抜粋します。

修理料金の目安を示す画像

パソコンの実費修理は腰が抜けるほど高いことが分かります。

はっきりいって、どこが壊れても高額な出費コースは免れません…。

ちなみにですが、パソコンの有償修理を受けた後に「一定期間の経過」もしくは「違うパーツ」が故障すれば、また有償修理になります…。

「自分は運が良い人間」だと相当な自信がない限りは、長期保証に加入した方が良いですね。。。

保証期間が切れたパソコンが故障すると、金銭面精神面に致命的なダメージを喰らいます。

パソコンは修理見積もり額を聞いてキャンセルする人が多い(店員視点)

家電量販店の店員としての経験談です。

「パソコン」は他の家電製品と比べて修理見積金額を聞いてキャンセルする人が多いです。

理由は「買い替えるのと変わらないから」といった簡単なものです。

その時によく聞く声が…

こんなに高いとは思わなかった

といった内容です。

なかには「高額な修理料金」でパソコンを手放される方もいます。

それくらい修理料金は重荷になってきます。

パソコンに限らず家電製品を購入する時に「修理金額」のことまで考える人はあまりいません。

仮に頭に浮かんでも「自分は大丈夫」と思ってしまいがちですが、「5年」は使うものと想定して「保証の有無」を考えることが大切です。

より手厚い保障を選ぶならPOSAがおすすめ(メーカー保証の延長)

「メーカー保証期間」を延長する「POSA」というものが存在します。

例えば、富士通の場合だと「ワイド保証『POSAカード』」を購入すれば保証を最大「5年」まで延長できます。

富士通のPOSAカード画像

※家電量販店で購入できます。
※富士通以外のメーカー(NEC、dynabook、Lenovo等)も「POSA」があります。

「家電量販店の長期保証」ではなく「メーカーの長期保証(POSA)」をオススメする理由は物損に対応しているからです。

特にノートパソコンの場合は、持ち運びが前提になるので「落下」「水こぼし」に対応している保証は安心できます。

他にも、保証期間中は「何度でも無制限」で無償修理してくれるので、購入後のトラブルに対して万全を期すことが出来ます。

ただし、「POSA」にもデメリットがあります。

家電量販店の長期保証(5%加入)と比べて金額が高いという点です…。

「5年保証」のPOSAは2万円以上します。

しかし、「安心を買う」といった意味ではメーカー保証延長への加入が一番カシコイ選択とも言えます。

「小さな子どもがいて心配」「頻繁に持ち歩く」といったような方には「POSA」を強くおすすめします。

追加料金を払わずにメーカー保証を「3年」にする(富士通限定)

「富士通」の直販サイトである「富士通ショッピングサイトWEB MART」で「カスタムメイドモデルを購入すると「3年保証」に無料で加入できます。

あまり知られていませんが、最初から「3年」保証が付けられるので富士通のパソコンを検討されている方にはオススメの購入方法です。

※学生や教職員の方は学割販売を利用できます。

「カスタムメイドモデル」は予算と目的にあわせてパソコンを選んだうえでWEBから注文できます。

直販サイトでは割引をしているので、本体価格をお得に買いたい場合も有効です。

家電量販店で販売している富士通パソコン(カタログモデル)のメーカー保証は「1年」のみです。

本体を安く買いたいなら直販サイトがいいの?

結論からいえば「タイミング次第」です。

基本的に直販サイトは割引やセールをしているので、お得に買うことができます。

家電量販店は人件費がかかるので、ネット通販と比べると高い価格設定にはなります。

しかし、家電量販店でキャンペーンを開催している時や、店舗独自の値引きをしていれば通常価格より安く買うことができます。

また、メーカーが不定期で開催している「キャッシュバック」等と重ねることで更にお買い得になることもあります。

ベストな行動としては、実店舗の店員に予算と用途を伝え「一番お得な機種」を聞いたうえで、ネット通販の価格と比較することです。

まとめ

パソコンはメーカーの保証が切れたタイミングで故障することが多々あります。

長期保証は修理料金を考慮すれば絶対に加入しておくべきです。

ネットで検索すると「長期保証いらない」と謳う記事が散見されますが、もし壊れても誰も責任をとってくれません。

財布と頭を痛めるのは、あなた自身です。

長く使うものだからこそ保険は大事です。

絶対的な運を持ち合わせていると自負できる方、経済的に余裕がある方なら未加入でも問題ありません…。

参考になれば幸いです。

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