【Canon】失敗しないキャノンプリンターの選び方とおすすめの機種!

本記事ではキャノンプリンターの特徴をはじめ
用途に合ったオススメの機種を紹介しています。

こんにちは、家電量販店でプリンターを販売しているかややよ(@kayayayo)です。

キャノン(Canon)のプリンターが欲しいと思い立っても、いざ選ぶとなると機種が多くて混乱することってありますよね。

種類が多すぎて分からない…

実際、キャノンのプリンターとひと括りに言っても、用途によって選択すべき機種は全くちがってきます。

例えば「自宅で高品質な写真を印刷したい人」が、低性能なプリンターを買ってしまうと目的を果たせません。

逆に印刷のクオリティは全く求めていないのに、コストが掛かるプリンターを買ってしまうのも失敗です。。。

せっかく、お金をだすのに失敗したくない

今回は「キャノンのプリンターが欲しいけど、どれを買えばいいのか分からない」という方に、目的にあったプリンターの選び方やオススメの機種を紹介します。

目次

失敗しないために必要な知識

悩む人を表す画像

まずはじめに、適当に「キャノン プリンター」等と検索して購入すると失敗します。

理由は簡単で「シリーズごとの特徴を知らずに選ぼうとしている」からです。

そもそも、「なぜキャノンのプリンターと一口にいっても機種が多いのか?」という点を踏まえなければいけません。

知っておかなければならないことは、用途にあわせたシリーズが販売されているということです。

キャノンの家庭用インクジェットプリンター(PIXUS)は大きく分けて3つのシリーズがあります。

と、いっても難しくありません

スクロールできます
シリーズ名タイプ
TSシリーズ写真も文書も印刷したい人向け
XKシリーズ高品質な写真を印刷したい人向け
Gシリーズ文書をメインで印刷コストを抑えたい人向け

これだけです。

見分け方も簡単で、型番の中にシリーズ名の文字が入っています。

例:最新機種のハイスペックモデルのプリンター名は「TS8730」です。「TS」という文字が入っています。

キヤノン
¥31,671 (2024/04/25 11:35時点 | Amazon調べ)

たった、これだけのことを知っているだけでもプリンター選びに失敗するリスクを大きく回避できます。

例えば、高品質な写真を印刷したい人が「Gシリーズ」を買っちゃうと意味がないですよね。

予備知識があるだけで、このようなミスマッチを防ぐことができます。

また、このシリーズがあることを分かっていれば、メーカーの公式サイトを見ても理解しやすくなります。

シリーズの特徴やコストを解説

プリンターが並んだ画像

それぞれの特徴とコストについて解説します。

TSシリーズ

このシリーズは「写真を印刷することがあって、文書も印刷する」といった方に向いています。

「TSシリーズ」は、主にインクの数が「5色」の機種と「6色」の機種があります。

写真のクオリティを上げるなら「6色」、印刷コストを少しでも抑えたいなら「5」色の機種を選ぶようにしてください。

5色モデルと6色モデルのコストは次のとおりです。

スクロールできます
型番インク本数L半(写真)A4カラー
TS63305色約20.4円約11.5円
TS87306色約25.7円約12.9円
※2023年販売機種のコストです。

もし、文書しか印刷しないのであれば「TSシリーズ」より「Gシリーズ」の方がランニングコストが安くなります。

XKシリーズ

高品質な写真を印刷したい方に向いています。

「TSシリーズ」との大きな違いはインクの色構成とインク品質です。

TSシリーズのハイスペックモデル(6色)とXKシリーズのインク構成は次の通りです。

スクロールできます
シリーズ名染料インク顔料インク
TS(6色)シアン
マゼンタ
イエロー
ブラック
グレー
ブラック
XK(6色)シアン
マゼンタ
イエロー
ブラック
フォトブルー
ブラック

TSシリーズは「グレー」が入っているのに対して、XKシリーズは染料インクに「フォトブルー」を用いています。

このシリーズは写真印刷の品質を高めるために作られたモデルです。

フォトブルーを使うことで印刷描写がとても綺麗に仕上がります。

デメリットとしては「本体価格が高い」ことです。

しかし、XKシリーズを選ぶということは写真を趣味としている人なので、初期投資額が大きくなるのは目をつむったほうがいいです。

逆に「XK」以外のモデル(TSシリーズの5色機種やGシリーズ等)を選んでしまうと失敗します。

印刷コストはTSシリーズより低く抑えられます。

スクロールできます
型番L半(写真)A4カラー
XK500約11.1円約4.2円
※2023年販売機種のコストです。

Gシリーズ

このプリンターはコスパ重視の方に向いています。

大きな特徴が2つあります。

  • インク色数が「4色」
  • インクボトルでインクを補充する

インク数が4色構成ですので、必然的にコスパが良くなります。

また、通常の家庭用インクジェットプリンターはカートリッジを交換してインクを交換しますが、Gシリーズはインクを継ぎ足して補充する形式となっています。

ギガタンクの画像

「Gシリーズ」はギガタンクと呼ばれるモデルで、エプソンなら「エコタンク」、ブラザーなら「ファーストタンク」にあたるプリンターです。

写真を印刷しない人や、事務作業などで大量にプリントする人は「Gシリーズ」にすることでコストを大幅に抑えられます。

スクロールできます
型番L半(写真)A4カラー
G3370約6.2円約1.0円
※2023年販売機種のコストです。

さらに、Gシリーズは本体に「新品」のインクボトル全色が同梱されています。

多くの家庭用インクジェットプリンター(TSシリーズなど)に付属しているインクは、セットアップ用やお試し用みたいなものなので、新品カートリッジと同じ量のインクは入っていません。

Gシリーズはプリンターの購入時に「インクを買う」必要がない点もいいところです。

少し脱線しますが、私はプリンターを紹介するときブラザー関連のものが多いです。

理由は簡単で、ブラザーの機種は他メーカーと比較して「コストパフォーマンス」が優れているからです。

しかし、「Gシリーズ(ギガタンク)」に限って言えば、ブラザーに見劣りしないコスパを発揮します。

シリーズごとのおすすめ機種

2023年の最新機種をダラダラ~と並べても意味がないので、シリーズごとのオススメを紹介します。

紹介するプリンターは「用途+本体料金+コスト」の要素から選んでいます。

また、紹介する機種はすべてスキャナー機能やコピー機能が付いている複合機です。

TSシリーズのオススメ機種

スタンダードモデル(5色)は「写真を印刷する機会が少なく、印刷コストも抑えたい人」に向いているプリンターです。

ですので、本体料金も出来るだけ抑えるために2019年販売モデルの「TS6330」をおすすめします。

5色モデルは似たりよったりの価格ですが、少しでも出費を減らすなら「TS6330」になります。


次に、ハイスペックモデル(6色)は「写真もそこそこ印刷する人」に向いているプリンターです。

ハイスペックモデルは「TS8530」をおすすめします。

「TS8530」は最新機種「TS8730」の2つ前のモデルですが、コスト面や写真印刷の品質に大きな違いはありません。

最新モデルと比較して目玉的な機能のアップグレードもなく、販売価格も「4万円」近くまだまだ高いので2個前のモデルで十分です。

XKシリーズのオススメ機種

「高品質な写真を印刷したい人向け」のプリンターなので、「XK500(2022年販売モデル)」を選べば間違いありません。

本体価格は約5万円と高額ですが、高画質な印刷を実現するなら他の機種は選択肢に入りません。

キヤノン
¥44,500 (2024/04/22 10:37時点 | Amazon調べ)

一つ注意として、「XK120」は選ばないようにしてください。

理由は、従来のプレミアムハイスペックモデルの特徴である「フォトブルー」を不採用とした5色モデルの複合機だからです。

インク色数を6色から5色にすることでコストは抑えられていますが、一番の長所である品質を切り捨ててしまった機種です。

正直、なぜXKを冠した機種として発売したのか意味が分からない出来上がりになっています…。

そのため、印刷品質を第一に優先するならXK500を選ぶようにしてください。

写真を印刷する際はCanon用紙・光沢ゴールドL判」等の純正の印刷用紙を用いることで、写真の鮮明度や色彩度を最大限に引き出すことができます。

更に色褪せや劣化を最小限に押さえる加工が施されているので、アルバムなどでの長期保存にも適しています。

キヤノン
¥1,042 (2024/04/20 13:08時点 | Amazon調べ)

Gシリーズのオススメ機種

「とにかくコスパ重視!」の方に向いているプリンターです。

ギガタンクモデルは「G6030」がおすすめです。

正直、本体価格は最新モデル「G3370」の方が安いです。

しかし、「G3370」は給紙が後トレイ(背面)にしか対応しておらず使い勝手が良くありません。

さらに自動両面印刷が未対応なので機能的にも優れていません。

「G6030」であれば前面カセットからの給紙や、自動両面印刷に対応しています。

機能に難があるモデルを買ってしまうと後々ストレスになるので、ギガタンクモデルは「G6030」をおすすめします。

印刷コストは最新モデル「G3370」と同じです。

追記

「一つ前のモデル」を紹介していることが多いですが、あくまで性能コストを考慮しています。

家電は型落ちと共に本体料金は下がります。

しかし、「本来料金のみ」を見て理由もなく「3世代」も型落ちしたプリンターを選んでしまうと、性能が大きく低下することがあります。

型落ちモデルを選ぶときは「最新機種と比較してどうなのか?」を確認することが重要です。

まとめ

キャノンのプリンターを買う時に迷った時は、シリーズごとの特徴を把握することが大切です。

買ったあとに後悔しないように用途をしっかり定めたうえで選ぶようにしてください。

本記事ではA4対応プリンターを紹介していますが、A3対応モデルをお探しの方は下の記事で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

そもそも「メーカーごとの特徴がわからない!」という方は、下の記事をお読みいただければ幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 待ち構えて違う記事にコメントしてしまいました。そちらの記事も良かったのですが、ここの機種毎の説明がとても分かりやすく素晴らしいです。ありがとうございました。

    • コメント有難うございます。

      型番や機種の違いが分かれば候補が絞りやすくなると思います!

      ブログへご訪問いただき感謝申し上げます(’ ’

コメントする

目次