こんにちは、家電量販店で働いているかややよ(@kayayayo)です。
家庭向けプリンター・複合機でコスパが高いプリンターを選ぶならブラザー(brother)が最適です。
プリンターを選ぶうえで重要視するポイントは人それぞれですが、以下に当てはまる方にはブラザーを選ぶことをおすすめします。
- 写真の画質に高品質なものは求めていない
- インク代を安く抑えられるプリンターを探している
「写真や年賀状、書類印刷の品質」は十分満足できる水準でありながら、お財布に優しいプリンターメーカーです。
ブラザーについて
プリンターのメーカーで「エプソン(Epson)」「キャノン(Canon)」をご存知の方は多いですが、意外と「ブラザー」の存在を知らない方はまだまだ多いです。
現在は大手3大メーカーの1つで家電量販店の販売スペースも他のメーカーと同じくらいなのですが、ブラザーを選択肢に入れておらずスルーされる方もいて「勿体ないな」と思います。
「ブラザー」は国内メーカーなので、耐久性が低いといったこともありません。
仮に修理対応が発生しても、他のメーカーと比べてサポートの質が劣るということもないので安心して使えます。
コスパが一番高い理由
ブラザーはランニングコストがとにかく安いです。
各メーカーの最新標準モデル(2023年)の印刷コストを比べるとよく分かります。
メーカー | 機種名 | L半(写真サイズ) | A4普通紙(カラー) |
---|---|---|---|
brother | DCP-J526N(4色) | 23.1円 | 9.9円 |
Canon | TS8630(6色) | 24.8円 | 12.4円 |
Epson | EP-885(6色) | 29.7円 | 13.2円 |
ブラザーとエプソンでは印刷コストが「L半(写真サイズ)」で1枚あたり「6.6円」も違ってきます。
これが10枚、100枚、1000枚となってくると…どんどんコストの差が広がります。
ブラザーはインク構成が「4色(顔料インク1本+染料インク3本)」なので、他のメーカーと比べてインクの数が少ないことがコスパが良い理由です。
コストが「1円」でも違えば、後々のインク交換にかける費用が大きく変わってくるので「ランニングコスト」はとても大切です。
「本体代金が安い」という理由だけで、コストを無視して適当な機種を買ってしまうと後悔します。

「高品質な写真印刷機能はいらない」「経済的なプリンターが欲しい」という方は、本体価格より印刷コストを見て選ぶことで失敗しない買い物にすることができます。
ブラザーの弱点
インクが4色しかないブラザーは「高品質な写真」を印刷するという用途では他の2メーカー(5色、6色の機種)には勝てません。
個人的にはメーカーごとの写真を見比べないと分からないレベルではありますが、写真の印刷が主な用途である場合は後悔しないように他メーカー(キャノンやエプソン)を選ばれるほうが良いです。
※L半用紙(写真)やはがきサイズ(年賀状)ではあまり大差ないですが、プリンターごとに印刷して見比べると違います。
「どれだけ違うんだ!」というのはインターネット上の画像や数値の比較では印象がかなり変わるので、実際に家電量販店に足を運んでサンプル画像を見ることをオススメします。
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2023年のオススメ機種!
2023年のオススメの機種は「DCP-J526N」です。
以下の機能が搭載されています。
- スキャナー、コピー機能
- 自動両面プリント機能
- 無線LAN接続機能
- スマホ/タブレット接続機能(パソコンがない環境でも使えます)
- SDカード使用可能
本体価格が「1万5千円」程と安いにも関わらず、十分な性能を備えているコストパフォーマンス最高の機種です。
弱点として、「CD/DVD/BDレーベル」印刷機能や「ADF(自動原稿送り装置)」機能には対応していません。
もし、「レーベル印刷」や「ADF」が必要な方には「DCP-J926N」がオススメです。
「DCP-J926N」は以下の機能が搭載されています。
- スキャナー、コピー機能
- ADF機能(自動原稿送り装置)
- 自動両面プリント機能
- 無線LAN接続機能
- CD/DVD/BDレーベル印刷機能
- スマホ/タブレット接続機能(パソコンがない環境でも使えます)
- SDカード使用可能
- USBフラッシュメモリ使用可能
欲しい機能がすべて揃っているモデルです。
純正インクは両機種とも「LC411」を使用しています。
全色4本パックは4,000円ほどです。
まとめ
コスパを重視して経済的なプリンターを選ぶのなら「ブラザー」で間違いありません。
特に今回おすすめしている「DCP-J526N」は本体料金が安くランニングコストが優れた名機です。
“本体料金だけ”を見れば安いプリンターは「他のメーカー」からも販売されていますが、コスパ面(印刷コスト)が驚くほど違います。
プリンターの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
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追記
さいごに、注意点として最近のプリンターは「ブラザー」に限らずケーブルは別売りです。
パソコンとプリンターを「USBケーブル」で直接接続する場合は、「USBケーブル(タイプAオス – タイプBオス)」が必要になります。