オンラインゲームで固定パーティーを組むか
「悩んでいる人」に向けた記事です。
こんにちは!オンラインゲーム歴15年の、かややよ(@kayayayo)です。
固定メンバーでパーティーを組めば多くのメリットが得られるのは魅力的ですよね。
例えば
- メンバーの募集時間が短縮できる
- 同じ目標をメンバー全員で持てる
- プレイヤー間の連携が取りやすい
- 話し合いや相談等が気軽にできる
などなど、効率的に攻略できたり、内輪だけの会話ができたり、良いコトだらけに見えます。
しかし、「良いところだけ」を見て安易に固定を組むと、アリジゴクにハマります。
一度ハマると抜け出すことは容易くありません…
最悪な結果を招けば「ゲームオーバー(引退)」というオチにたどり着くことも…。
そこで、今回は実体験を元に固定を組んだ時の「デメリット(現実)」や「解決方法」を紹介します。
固定を組む前にデメリットを把握し失敗を避けたうえで、ゲーム生活をエンジョイしてください!
固定を否定する記事ではありません。
私もこれまでの経験を活かして固定を組んでいます。
固定を組むことのデメリット
デメリットをズバリ言えば…
結論、「人間関係」と「見えない束縛」です。
固定を組むと決まったメンバーと密に時間を共有することになります。
足並みを揃えるために多少無理してでも人間関係に気をつかう必要が出てきます。
組んでから日が浅い内は、「攻略しやすくなった!」「気の合う仲間だから楽しい!」などのメリットを強く感じられます。
しかし、共にする期間の経過に連れて、嫌でも悪い面が見えてきます。
それでは、具体的なデメリットを解説します。
ログインが半強制的になる
同じメンバーで遊ぶということは、同じ時間にいる必要があります。
「決まった時間に必ず集合する」という暗黙のルールを守らなければいけません。
あいつ遅くない?
10分も遅れないだろうから待とうヨ
「決まった時間にいて当たり前」になるので、半強制的なログインが求められます。
ごめん、遅れちゃった。。。
遅れるならディスコで連絡しろよな☆
行き着く先はSNSを使った「出欠報告」です。
結果的に「同じメンバーで遊ぶ」という前提を守るために時間の束縛が生まれます。
最初こそ同じ時間帯に集まって楽しく遊ぶことが出来ても、毎日ログイン時間を合わせるのは大きなストレスが溜まってきます。
お風呂や食事の時間など生活サイクルを「固定」のために犠牲にする必要が出てくるからです。
半強制的なログインを繰り返すうちに「義務感」に苛まれることになります。
固定メンバー内のコミュニティに飽きる
ゲームにログインしたら決まった「顔」
次の日も同じメンツ
明くる日も同じ。。。
そりゃ、飽きてきますよね。
毎日同じメンバーで遊んでいれば、会話もマンネリ化していきます。
今日◯◯があってさー
ソウナンダー(興味なし)
それでは行きましょう(興味なし)
話題の問題ではなく単純に会話の密度が薄くなっていきます。
同じメンバーで毎日プレイしていれば早々面白いことはありません。
むしろ毎回、盛り上がれという方に無理があります。
刺激のない日々を過ごすことで、どうしてもコミュニティそのものに飽きが出てきます。
フレンドやギルドメンバーと遊ぶ機会が減る
決まったメンバーで遊ぶのが固定です。
とうぜん、他のプレイヤーと交流する時間は限りなく減ります。
ギルドに所属していても、「固定メンバー」を軸に行動するのでギルハンなども気軽に行けなくなります。
もし「フレンド」や「ギルドメンバー」と長々会話したり、ダンジョンに行ったりすると…。
・・・(まだか?)
「見えないプレッシャー」を感じることになります。
固定の空気によっては、他のプレイヤーと遊ぶこと自体がギルティになったりもします。
ごめん!呼ばれてるから行ってくる…
ギルドメンバー、フレンドとの関係性が薄くなるので誘われる機会も減っていきます。
多くの人と繋がることを楽しみの一つとしている場合は、ガンジガラメの人間関係に疲れが出てきます。
プレイヤースキル(上手さ/下手さ)によるギスギス感
ゲームなので「上手・下手」は個人差があります。
ここで問題になるのは、何度チャレンジしてもダンジョン等を攻略できない時です。
ぎくしゃく、ギクシャク。。。
何回同じ失敗するの?
すまん・・・
最初こそ「みんなで上手くなればいい!」という考えであっても、どれだけ時間を掛けても突破できない時はプレイヤースキル差が無視できなくなります。
固定であるからこそ、容易にメンバーチェンジができません。
「足を引っ張る側」「足を引っ張られる側」どちらの立場でも辛くなります。
メンバーの入れ替えが出来ず「このメンバーでは無理」と思っていても挑戦を繰り返すしかありません。
結果的にメンバー間で「ギスギス」し始めます。
「ギスギス」が続くほど悪い空気の中でプレイすることになるので、ゲームそのものが詰まらなく感じてきます。
がんばるぞー(絶対クリアできないよね…)
離脱の意思を切り出せない(気づけばアリジゴク)
固定の離脱を考えるポイントをザットあげると
- ログイン時間が合わない
- モチベーションが保てない
- 固定の方針と合わなくなった
- アイツが嫌いなんだよ!!
こんな感じです(笑)
一度でも「離脱」がアタマに浮かぶと抜けたくて仕方なくなります。
はぁ・・・やめたいよぉ~
しかし、「やめたい」と切り出すのは難しいのが現実です。
同じ時間を共有するほど、関わりや思い出が増えています。
その結果、「責められるのではないか・・・」という強い不安や、「自分が抜けた穴で迷惑が掛かるのではないか・・・」という過度な心配に囚われてしまいます。
こう考えはじめると。。。
気づけばアリジゴクにハマっています。
「モメたくないから黙っていよう」といった思考のループに陥ります。
言い出すことが出来ず「時間」を犠牲にしながらダラダラと続けてしまいます。
惰性でプレイする内に疲れ切って、引退コースを選んでしまうことも…。
「あんなに楽しかった固定」が足かせになってゲームを楽しめなくなります。
(アシタこそ言おう。。。)
またアシタな☆
(抜けたい…)
デメリットの解決方法
固定を組むことで生まれるデメリットの解決に必要なのは最初にルールを決めることです。
例えば、「プレイは何時までにするのか」「メンバーが集まらない日はどうするのか」など活動する上で衝突が起こり得そうなコトを話し合います。
あとからの提案ではモメることもあるので、まず組む前に意見を出し合うことが大切です。
参考までに私は次のコトを決めて固定を組んでいます。
- リアルが絶対的に優先であるコト
- フレンド関係に口を挟まないコト
- 過度なプレイの強要はしないコト
- 悪態をつかず暴言を吐かないコト
- 誰か離脱しても誰も責めないコト
ルールを決める段階で上手く進まないのであれば、固定は組まない方が無難です。
理由は、固定で最も大切な「話し合い」を軽視するメンバーが集まっている時点で、後で必ずモメごとが起こるからです。
よりよい関係性を保ち、ゲーム生活を満喫するために話し合いからスタートすることが重要なカギとなります。
上手く行かなったときの「折り合いの付け方」も最初に決めるようにしてください。
一番避けるべきなのは「問題に直面するごとに相談する」スタイルです。
問題が起きるのは一定期間を経てからなので、そのときの固定の空気や気分によって導かれる答えが全く変わってきます。
アイマイに進めるのではなく、最悪なパターンを想定して事前に出来る限りの取り決めを作っておくことがデメリットを最小限に抑える手段です。
一番オススメする固定の組み方(アリジゴクの回避方法)
結論、「期間限定で固定を作る」です。
「特定のダンジョン攻略」「特定のクール」に限定して固定を作るといった具合です。
ダンジョン攻略、または特定の期間が過ぎたら一度解散します。
期間限定なので人間関係が悪くても惰性で続けることができます。
アリジゴクにハマるのは「終わりがない」からです。
アリジゴクにハマるのは「終わりがない」からです。
終わりがあれば、待つだけで抜け出せます。
全員が気に入ったら、また固定期間を作れば問題ありません。
ただし、「終わりなき固定」は絶望のハジマリなので、期間を長くしたとしても「必ず終わり」を設定するのがコツです。
そもそも、同じ人間と毎日顔を合わせてれば無理が生じるのは当たり前のコトなのです…。
まとめ
固定はゲーム生活が豊かになる一方で、大きなデメリットが降り掛かってきます。
適当に組むと地獄の日々を過ごすことになります。
固定を組むなら「人間関係」や「見えない束縛」がついて回ることを理解して、事前に話し合うことが大切です。
一番おすすめなのは、「お試し期間」を数ヶ月設けることです。
お試し期間を通して、なにか一つでも懸念材料がある場合は、「話し合い」か「離脱」の道を選びましょう。
参考になれば幸いです。
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