車でパソコンを充電するにはどうする?充電方法とオススメ機器を紹介

本記事では車でパソコンを充電する方法をはじめ、
適切な充電機器の選び方を紹介しています。

こんにちは、家電量販店勤務のかややよ(@kayayayo)です。

外出中にパソコンのバッテリー残量が気になることってありますよね。

50%を下回ると「電池切れ」の不安が募ってしまい、自由に作業できなくなります。

そんな時に役立つのが車のシガーソケットを使ったパソコンの充電です。

シガーソケットの画像

とはいっても、「どのように充電すればいいのか」「どんな製品が必要なのか」が分からず悩むことも…。

なにを用意すればいいの?

そこで、車でパソコンを充電する具体的な方法と、あなたのパソコンに最適な充電機器の選び方を紹介します。

予備知識ゼロの状態で適当にネットショップ等で購入すると「使えなかった」という失敗が起きやすいので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

車でパソコンを充電する方法は2つ

車でパソコンを充電する方法は次のどちらかで可能です。

  1. 車載インバーターで充電する
  2. カーチャージャー(USB-PD対応)で充電する

シガーソケットを用いる点はどちらも共通しています。

1.車載インバーターで充電する

車のシガーソケットにインバーターを差し込み充電する方法です。

車載インバーターを用いることで、車内で家庭用コンセントを使えるようになります。

メリットデメリット
パソコンの機種に関係なく充電できる電源ケーブル(ACアダプタ含む)の持ち歩きが必要

車載インバーターを利用する方法は、すべてのパソコンで使用することが可能です。

自宅でパソコンを充電する時と同様に、コンセント部分に電源ケーブルやACアダプタを接続するだけなので非常に簡単です。

ACアダプタと電源ケーブルの画像

ただし、毎回電源ケーブルとACアダプタを持ち運ぶ手間があります。

ケーブル類を携帯するのは面倒…

2.カーチャージャー(USB-PD対応)で充電する

車のシガーソケットにPD対応のカーチャージャーを差し込み充電する方法です。

USB-PDって何?

Power Delivery(パワーデリバリー)の略で、USBケーブルを通じて高速で電力を供給する仕組みのことです。

カーチャージャーのUSB-Cポートに「USB Type-C」ケーブルを接続することで充電可能となります。

メリットデメリット
USB Type-Cケーブル1本で充電できるUSB-PDに対応した機種しか充電できない

カーチャージャーとUSB-Cケーブルを一本用意すれば、車載インバーターのようにACアダプタを毎回持ち歩く煩わしさから解放されます。

ただし、カーチャージャーで充電できるのは、「PD対応のUSB Type-C」ポートが搭載されているパソコンに限られます。

パソコンの充電には45W~65Wが必要となります。

スマートフォンの充電用途として既にPD対応のカーチャージャーを所持している場合でも、出力ワット数が低ければ電力不足で給電できません。

パソコンがUSB-PDに対応しているかチェックする

「①車載インバーターで充電する」は誰でも使える方法ですが、パソコンと共にACアダプタや電源ケーブルを持ち運ぶのは面倒くさいですよね。

そのため、「②カーチャージャー(USB-PD対応)で充電する」の方法を利用できるのが理想的です。

ご自身のパソコンがPD(パワーデリバリー)に対応しているかチェックしてみましょう。

PD対応のパソコンには本体側面に「USB Type-C」ポートが備わっています。

USB Type-Cのポートを表す画像

USB Type-Cのポートが存在する場合は、取扱説明書もしくはグーグル検索などで製品仕様を参照して「USB Power Delivery対応」の表記があるか確認してください。

例えば、富士通パソコンの「FMVU90H1」を使用している時は、「FMVU90H1 仕様」と検索します。

Googleでの検索例を表す画像

続いて、製品仕様ページでUSBの項目を閲覧します。

FMVU90H1の製品仕様ページ
引用元:富士通 14型ワイド ノートパソコン(PC) LIFEBOOK UHシリーズ

「USB Power Delivery対応」の表記があるので、カーチャージャーを用いて充電することが可能です。

USB Type-Cのポートが搭載されている場合でもPD対応とは限りません。

必ず製品仕様をチェックするようにしてください。

USB-PDが使えない時の対処方法

USB Type-Cポートが存在しない、またはPD非対応の機種だった時は「車載インバーター」を用いて充電することになります。

もし「どうしてもACアダプタと電源ケーブルを持ち歩きたくない」という方は、2つ解決策があります。

  • PC充電用変換アダプタを用意する
  • ACアダプタと電源ケーブルを用意する

PC充電用変換アダプタを用意する

PC充電用変換アダプタとは、パソコンの給電ジャックに取り付けることでPD対応にできる機器のことです。

PDに変換することでカーチャージャーを利用できるようになります。

PC充電用変換アダプタを使用する際は、パソコンとの互換性(給電ジャック等)に注意してください。

ACアダプタと電源ケーブルを用意する

ケーブル一式を別に用意すれば持ち歩きのデメリットを解消できます。

ACアダプタは純正品と汎用品のどちらかを用意します。

アダプタは電圧や電流を調整する重要な部品なので、予算に余裕があれば純正品(3,000円~14,000円)を用意してください。

車での充電におすすめの製品

「車載インバーター」「カーチャージャー」のどちらを採用するか方針が決まれば、あとは適した充電機器選びとなります。

ここでは、私が実際に使用しているものでお薦めの製品を紹介します。

ご自身で選ばれる場合は、絶対に製品の細部までチェックしてください。

ノートパソコンを充電するには45W~65Wの消費電力が必要です。

値段だけで商品を決めてしまうと電力不足で充電できないなどのトラブルが起きやすくなります。

車載インバーターのおすすめ製品

車載インバーターは、「MT-MX150」がイチオシです。

コンセント×1口、USB×2口を搭載したモデルで、150Wまでの出力に対応しています。

MT-MX150の口を表す画像

手頃な価格でノートパソコンの充電用途としてバッチリの製品です。

手のひらサイズなので取り扱いやすく車内で邪魔になりません。

MT-MX150のサイズを表す画像
ボールペンと比較した時の画像

注意点としては、「MT-MX150」は一般車両向けの12V専用であることです。

トラック(4t~)などの大型車はシガーソケットが24Vなので使用できません。

24V(トラック、バス)でインバーターを使用する場合

車にバッテリーが2個搭載されている場合は、24Vの電圧に対応する製品が必要です。

24Vで12V専用のインバーターを使用すると故障や火災を招く危険性があるので、必ず24V専用もしくは共用の機器を選ぶようにしてください。

カーチャージャー(USB-PD対応)のおすすめ製品

カーチャージャーは65W以上の高出力が可能な製品を選ぶようにしてください。

出力が低いものを買ってしまうと使用していても充電が減ったり、そもそも認識されなかったりとお金をドブに捨ててしまうことになります…。

間違ってもスマホ用(18W~20W)のものは買わないでください!

私が実際に持っているもので使い勝手が良いのはUGREEN製のカーチャージャーです。

USB-Cポートが2口、USB-Aポートが1口搭載されており、一番下のUSB-Cを使用すれば最大100Wまで出力が可能です。

UGREEN製カーチャージャーの画像

USB-A(最大22.5W)も搭載しているので、スマートフォンなどパソコンの充電以外の用途でも重宝しています。

一度にノートパソコン、スマートフォンなど3台のデバイスを同時に充電できるので、家族や友人と同乗する時もポートが足りなくなる心配は特にありません。

注意点として、上で紹介している製品は60W以上の給電に対応するType-Cケーブル(1m)が付属しています。

Type-Cケーブルの画像

Type-Cケーブルは60Wまでの給電に対応する3Aケーブルと、100Wまでの給電に対応する5Aケーブルの2種類あります。

そのため、ケーブルが含まれていない製品よりも若干価格が高いです。

すでに5A対応ケーブルを持っている時や、1mの長さでは足りず別途用意する場合は、本体のみを購入することもできます。

ご自身で探される場合は、65W以上の出力可能なカーチャージャーと5A対応のType-Cケーブルを用意するようにしてください。

2口以上のカーチャージャーを購入する時は注意が必要です。

例えば、70Wの表記がある製品でも1口あたり35Wしか出力できないことがあります。

製品仕様のチェックを怠ると一切充電できないなど痛い目に遭う可能性があるので、口コミや評価を含めて一通り目を通すようにしてください。

まとめ

外出先でパソコンを使用する機会が多い人はバッテリー残量の不安がつきものです。

「車載インバーター」「カーチャージャー」を用意すれば充電の問題をサクッと解決できます。

パソコンの仕様を調べるのが面倒に感じる時は、車載インバーターを選べば失敗はありません。

参考になれば幸いです。

最後に、外出先でインターネットに接続したい場合は、スマホのテザリング機能を使えば即時接続できます。

具体的な手順は下の記事で詳しく紹介しています。

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