ソースネクスト「救出データ復元」の製品特徴や
実際の使い方を知りたい方に向けた記事です。
こんにちは、かややよ(@kayayayo)です。
ソースネクストの「救出データ復元」は、データを復活するためのソフトです。
大切な写真を消しちゃった…
いらないと思ったけどやっぱり必要だった…
などなど。データに関する失敗を取り返すことができます。
今回はデータ復旧ソフト「救出データ復元」の特徴と実際の使い方を紹介します。
データ復元ソフトえらびで迷われている方は、ぜひ最後までご覧ください。
パソコン・スマートフォンのソフトウェアや、AI通訳機「ポケトーク」を提供する「ソースネクスト」さんより、製品を貰い受けて記事を作成しています。
ソースネクスト「救出データ復元」ってなに?
パソコンや外部メディアから削除されたデータを復元するデータリカバリーソフトウェアです。
ゴミ箱から削除するなどして、通常の方法ではアクセスできなくなってしまった記憶装置からデータを復旧する目的で使用します。
幅広い種類のファイル復旧に対応しています。
資料 | DOC, DOCX, XLS, XLSX, PPT, PPTX, ODT, ODS, ODP, MDB, ACCDB, PDF など |
画像 | JPEG, JPG, TIFF, TIF, BMP, GIF, PNG, EPS, INDD, RAW, CDR, DWG など |
音楽 | WAV, AIFF, MIDI, M4A, MP3, OGG, WMA, AAC, RA, RM, CDA, SND など |
動画 | AVI, WMV, MP4, MOV, MKV, MPEG, MPG, 3GP, FLV, SWF, VOB, MTS, MXF など |
その他 | FLA, AI, HTML, ZIP, RAR, 7Z, TAR, SIT, SITX, BZ2, HQX, など |
救出データ復元は3つのラインナップがあります。
BASIC 6,490円 | STANDARD 12,800円 | Ultimate 19,800円 | |
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データの復元 | |||
復元保証 | |||
起動不可PCから復元 | |||
破損データ(画像・動画)の修復 | |||
インストール台数 | 3台まで | 3台まで | 3台まで |
公式ショップ | 公式ショップ | 公式ショップ |
「STANDARD(スタンダード)」と「Ultimate(アルティメット)」は、データが復元できなかった時に返金を受けられる「復元保証(購入証明が必要)」が用意されています。
BASIC(ベーシック)は復元保証が付いていません
「起動できないパソコン」からデータを救出する場合は、スタンダード以上の製品を購入する必要があります。
ソースネクスト「救出データ復元」の特徴は?
「救出データ復元」の大きな特徴が2つあります。
- 救出データ復元の中身は「Stellar Data Recovery」という製品
- 1つのライセンスで3台まで使用できる
救出データ復元の中身は「Stellar Data Recovery」という製品
「救出データ復元」という商品名ですが、製品の中身はインドに拠点を置く「Stellar Information Technology Pvt. Ltd.」が開発している「Stellar Data Recovery(ステラデータリカバリ)」です。
「Stellar Data Recovery
Stellar Windows Data Recovery オフィシャルサイト
なんで名前を変えてるの?
製品名が異なる理由は、ソースネクストがStellar(ステラ)と業務提携し、日本市場に合わせて一部機能や保証を変更したものを「救出データ復元」と改題して提供しているからです。
それぞれの違いを分かりやすくするため、ライセンス形態や保証内容を比較してみます。
Stellar Data Recovery | 救出データ復元 | |
---|---|---|
使用可能台数 | 1台まで | 3台まで |
ライセンス期間 | 1年又は10年 | 買い切り |
返金保証 | 30日以内 | 1年以内(BASIC版はなし) |
カスタマーサポート | 英語 | ※ソースネクストサポート | 日本語
オンラインショップ | オンラインショップ |
「Stellar Data Recovery」は使用可能台数が1台、且つライセンス使用期間に制限が存在し、返金保証も30日以内と短期間です。
また、海外製品なのでカスタマーサポートを受ける時の言語は英語となります。
一方、ソースネクストの「救出データ復元」は一度購入してしまえば追加料金不要で3台まで使用可能です。
さらに、1年以内であれば復元不可だった時の返金保証を受けることができます。
カスタマーサポートやマニュアル(インストール順や操作方法等)の提供はソースネクストから行われるので、言語の壁に悩まされることもありません。
ソースネクスト独自の付加価値を追加して販売しているものが「救出データ復元」となります。
1つのライセンスで3台まで使用できる
先述のとおり、「救出データ復元」は3台まで使えます。
「Stellar Data Recovery
製品名 | ライセンス |
---|---|
ファイナルデータ | 1台まで |
EaseUS Data Recovery Wizard Professional | 1台まで |
4DDiG Windowsデータ復元 | 1台まで |
FonePaw データ復元 | 1台まで |
Stellar Data Recovery | 1台まで |
救出データ復元 | 3台まで |
つまり、家族のデバイスを含めて複数の環境で使えるというのが大きな強みの製品となります。
うーん、でも他のパソコンで使う予定はないよ?
同じタイミングでデータ復旧が必要となる機会は早々ありません。
しかし、救出データ復元はライセンスに使用期限が設けられていないので、今後のデータ損失(他デバイス)に対する保険として持ち続けることが可能です。
データリカバリソフトは安い買い物ではないため、3台分のライセンスはコストパフォーマンスの面でも非常に優れています。
「BASIC(ベーシック)」の購入はオススメしない
できるだけ安くデータを復元したい!と思った時に、いちばんお得に見えるのが「BASIC(ベーシック)版」です。
しかし、復元保証が付いていない「ベーシック版」を購入すると痛い目に遭う可能性があります。
救出データ復元をはじめとするデータリカバリソフトは万能ではないからです。
データ復元ソフトが対応可能な範囲は、あくまで軽度なデータ故障(論理障害)に限られます。
- 論理障害って何?
-
ハードディスク(HDD/SSD)は正常に動作しているものの、システムやファイル構成に異常があり正しく読み取れない状態を指します。
具体的には、次のような状況ではデータ復旧ソフトを用いても回復できません。
- 復旧対象データの上に別のデータが上書きされている(重度論理障害)
- 物理的な損傷が原因でデータが読み取ることができない(物理障害)
この場合、他社のデータリカバリソフトを使ってもお手上げとなります。
データ復旧時において、「一つも復元できなかった!」という事態は特に珍しいことではありません…。
データ復旧が叶わなかった場合、お金をドブに捨てることになります。
「BASIC(スタンダード)」の価格は魅力的ですが、返金保証が利用できないのは大きな落とし穴とも言えます。
返金保証の有無を無視すると「データ損失+お金まで消え去る」という絶望の状況に陥ることがあるので「STANDARD(スタンダード)」以上の製品を選ぶのが無難です。
復元保証は付属していませんが、ソースネクスト「安心サービス」の対象商品です。
「安心サービス」とは、ソフトが正常に動作しない時に返品できる制度となります。
「インストールできない」「起動しない」などの問題に限り対応が行われます。
つまり、データが復元できないなどの場合は返品対象外です。
ソースネクスト「救出データ復元」の導入手順
ソースネクスト公式サイトから購入してダウンロード及びインストールすることで導入できます。
ソースネクストのマイページにアクセスし、「救出データ復元」のアイコンをクリックしてください。
「ダウンロード&インストール」タブから製品をダウンロードしてください。
意図的にインストール設定を指定する時以外は、デフォルト設定から変更する必要はありません。
インストール完了後、デスクトップやアプリ一覧に「Stellar Data Recovery」の表記でショートカットが作成されます。
ソースネクスト「救出データ復元」の使い方
3つのステップでデータ復元が完了します。
アクティベーションが完了していない状態では復元操作が実行できません。
初回のみシリアル番号を入力し、認証を完了してください。
復元操作そのものはメッチャ簡単です。
まとめ
救出データ復元はファイルの誤削除や、USBメモリ等の外部メディアでデータが読み取れない時に役立つソフトです。
買い切り型のライセンスで3台まで使用できるため、長期的に安心して利用できます。
ただし、データ復元は必ず成功するとは限らないので、「返金保証」が付帯されたものを選ぶことをオススメします。
参考になれば幸いです。
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