こんにちは、オンラインゲームの運営会社に10年間勤めていたかややよです。
オンラインゲームって楽しいですよね。
パソコンでもスマホでも一回プレイを始めると止まらなくなっちゃいます。
私の場合は、ネトゲにはまりすぎてオンラインゲームの運営会社に入ったくらいですw
どうせ働くなら「好きコト」を仕事にしたいですよね!
そこで!
今回は求人が多い3つの職種や仕事内容をはじめ
面接時によく聞かれるようなコトを紹介します。
オンラインゲームの運営に興味はあるけど、いま一歩踏み出せない方の参考になれば幸いです。
未経験でも採用度の高い3つの職種
昔(2000年代)と比べると、今はスマホアプリのサービスが増えている背景もあってゲーム関連の求人は結構多いです。
そして、求人が多い職種で未経験でも採用されやすいのは
- デバッグ(ゲームテスター)
- ユーザーサポート(メール対応/電話対応)
- ゲームプランナー(運営アシスタント)
この3つです。
※「プログラマー」や「WEBデザイナー」などの求人もありますが、経験が重視されるのが現実です…
「ゲームが好きという情熱」をアピールできれば、アルバイトであれば意外と簡単に採用されます。
もちろん、職種によって採用難易度は異なります。
「未経験」で狙うなら3つの職種がオススメ!
- デバッグ(ゲームテスター)
- ユーザーサポート(メール対応/電話対応)
- ゲームプランナー(運営アシスタント)
3つの職種の仕事内容は?
3つの職種は具体的に「どんな仕事なのか?」を紹介します。
デバッグ(ゲームテスター)の仕事
リリース済みのゲームや、新規アプリの動作チェックをする仕事です。
具体的には、ゲームのテストプレイを通して「進行不可なバグ」を見つけたり、「仕様に基づいた動作」をするか検証します。
基本的には「指示書(チェックリスト)」に沿って業務を進めるので難しくありません。
ただし、何度も同じ作業を繰り返すので「忍耐力」が必要です。
※色んなシチュエーションで「同じクエスト」を何度も進行する 等
飽き性な人には向いてないです。。。
コツコツと作業を進めることが好きな人には向いています。
ゲームのプレイでいえば
- ランキング上位者
- レコード(称号等)集めや、トロフィーの解放が好き
- 同じダンジョンを何時間でも周回できる
などなど、同じ作業をを苦とせずに楽しめる人ほど適正が高いです。
ユーザーサポート(メール対応/電話対応)の仕事
ユーザー(顧客)から届くゲームの意見や質問やトラブル、不具合報告に対応する仕事です。
これまでに「問い合わせ」を利用したことがある人は、イメージしやすいと思います。
一般的なカスタマーサポートと違うところは、アップデートによって「仕様」が頻繁に変わる点です。
仕様が変わらない商品(電化製品等)とは違って、柔軟性が必要です!
アップデートがあれば、メンテンスの終了後にはテンプレートが通用しなくなることもザラにあります。。。
ユーザーサポートは「人の話」を聞くのが好きな人に向いています。
ゲームのプレイでいえば
- ギルドマスター
- フレンドが多い
などなど、コミュニケーションを取るのが上手な人です。
直接ユーザーと対話する「サポート」は、言わば運営の「顔」なので対応次第で「運営」の印象を良くも悪くもします。
「はい、テンプレ!」と言われることも多々ありますが、納得してもらう努力が必要なので「やり甲斐」があります。
また、「ユーザー側」と「運営側」の両方の視点を持たなければいけないので、「バランス感覚」が磨かれる点も良いところです。
将来的にゲームプランナーを目指すにしても、サポートの経験は大きな評価ポイントになります。
ゲームプランナー(アシスタント)の仕事
ゲーム管理やゲームマスター、イベント企画の補佐(アシスタント)をする仕事です。
とはいっても、業務範囲が広いです。
ゲームプランナーの仕事はざっと並べるだけでも
- イベント企画
- レポート作成
- 仕様書の作成
- ゲーム仕様のデバック
- プレイヤー動向の分析
- ユーザーサポートの調査
- イベント情報の作成(公式サイト)
- スケジュール管理
- メンテナンス作業
※ディレクターやプランナーの指示に従って補助します。
などなど、多岐に渡ります。
要は「ゲームプランナー」の「見習い」です。
また、業務範囲には「ユーザーサポート」、「デバッグ」も入ってくるのでゲーム運営全般に関わります。
いわばゲーム会社の「花形」にあたります。
将来的にゲームタイトルのサービス(運営全般)に携わりたい人や、ディレクターやプロデューサーを目指している人に向いています。
採用されやすい職種ランキング
1位:デバッグ(ゲームテスター)
「デバッグ(ゲームテスター)」は、次の理由から採用されやすいです。
- 辞める人が多い
- 単純作業が多く誰でも出来る
- 年齢が高くても気にする必要はない
「飽きて」辞める人もいれば、「運営(ゲームプランナー)」へのキャリアップを考えて辞める人もいます。
オンラインゲームの運営に一番飛び込みやすい職種です。
2位:ユーザーサポート(メール対応/電話対応)
「ユーザーサポート(メール対応/電話対応)」は面接が若干厳しいです。
理由としては
- 受け答えがしっかりしている必要がある
- 過去の「接客」経験など(コミュニケーション能力)
- オンラインゲームのプレイ経験が必要(応募するゲームタイトルをプレイしてたら尚良し)
メールや電話といえ、サポートするにはコミュニケーション能力が必要です。
また意外かもしれませんが、アルバイトとして入った時は「ゲームのテストプレイ」をする時間が多いです。
そもそも、実際にプレイをしないことには、ユーザーの問い合わせ内容(操作方法、コンテンツ、ゲーム独自の用語)が分かりません。
不具合報告に回答するにしても「本当にバグなのか?」を判断できるゲームの知識がいります。
結果的に、オンラインゲームのプレイ経験があれば「ゲームをうまく進めること」や、「ユーザー心理(疑問や不満)が理解しやすい」ので採用されやすくなります。
1年以上、勤務していれば「契約社員・正社員」の声が掛かりやすい特徴もあります。
3位:ゲームプランナー(アシスタント)
「ゲームプランナー(アシスタント)」は3つの職種に限定して比較すると募集が少ないのでハードルが若干高いです。
求人を見つけたら「即応募」の勢いが必要になってきます。
アルバイトの募集が少ない理由として、企業側は「教育できる人材」「経歴がある人材(即戦力)」が欲しいからです。
要するに、タイトルの運営を任せられる人(ディレクター、プロデューサー)に成長して貰いたいという背景もあって、面接官の目も厳しくなります。
「未経験」でも問題はありませんが、運営業務全般を任せられる人材を育成する目的もあるので年齢が若い人が有利です。
アルバイトであっても2次、3次選考まである会社も多いです。
面接でよくある質問例
面接の際によくある質問をまとめています。
どの職種であっても、回答を用意しておくとスムーズに進みます。
- なんのゲームやってるの?
-
普段遊んでいるゲームジャンルとタイトルを聞いています。
素直に答えれば問題ありません。
面接を受ける会社のゲームをやっていればアピール材料になります。
- 一日にどれくらいゲームするの?
-
ライフスタイルの中でゲームがどれくらいの割合を占めているのか聞いています。
素直に答えれば問題ありません。
- そのゲームの「面白い点」は?
-
ゲームの中で「何」に価値を感じているのか聞いています。
理由をあわせて伝えることが大事です。
例:「このコンテンツが面白い」なぜなら「他のゲームと比べて○○だから」 等
- 逆にそのゲームの「悪い点」は?
-
コンテンツ設計や運営姿勢に対して「自分なりの意見」を持っているのか確認しています。
改善案と合わせて答えられるといいです。
例:レベル設計のバランスが悪くて新規プレイヤーは離脱する。経験値テーブルの緩和が必要だと思う 等
- ユーザーを増やすにはどうしたらいい?
-
「運営の立場」になった時の視点を持っているのか確認しています。
「何かを答える」ことが出来れば問題ありません。
例:ゲームの認知度を上げるために継続的に広告を出す 等
例:オンラインゲームは旬が過ぎれば人は減る。増やすより「離脱原因」を減らす施策が必要だと思う 等 - 課金したことある?
-
課金に対する価値観を確認しています。
素直に答えれば問題ありません。
課金は『悪』という方向性で答えるのは避けた方がいいです。
運営は営利企業です。
ユーザーには全部「無料」で楽しんで貰うべきだ!!はサービスが終了します。。。
- パソコンは使える?タッチタイピングはできる?
-
パソコンの一般的な知識とタイピング能力を確認しています。
タッチタイピングが出来ないから「不採用」とはなりません。
- エクセル(EXCEL)やワード(Word)はつかえる?
-
素直に答えれば問題ありません。
入社後に自然と覚えられます。
「MOSのEXCELスペシャリスト」レベルもあれば十分です。
集計作業が多いので、「ピポットテーブル」と「VLOOKUP(XLOOKUP)」関数まで使えれば評価は上がります。
正直、ワードはどうでもいいです。(EXCELが出来れば基本的な操作は出来る)
- 将来どうなりたいの?
-
キャリアプランを聞いています。
特になければ「今は具体的にはない」、「この仕事を一人前になれるよう努力する」的な言い回しをするのが無難です。
開発部門がない企業に応募して「1からゲームを作りたい!」といった回答は一番やってはいけません。
そもそも「運営」と「開発」は違います。
面接を受ける会社の企業情報すら見ていないのか…と悪い印象を与えます。
どこで求人を探せばいいの?
求人ボックスなどで「オンラインゲーム」と検索すれば見つけられます。
ただ、大雑把な検索だと求人情報が多すぎて絞りきれません…。
勤務地などの細かな条件を指定して検索するようにしてください。
他の求人媒体でも言えますが、「求人掲載=すぐに人手が欲しい時」なので即応募が望ましいです。
どうしても、入社したい会社があるならコーポレートサイトの「採用情報」を確認して、応募が可能なら書類を提出すれば何らかの回答があります。
正社員での雇用を希望している、もしくはテスターやカスタマーサポートではなく専門的な職種に就きたい場合は、ゲーム業界特化の求職サイト
まとめ:迷わず突撃するのが一番
求人を見て少しでも魅力を感じたら応募するのがベストです。
今回は3つの職種の中で採用難易度を比較しているので、「難しそう…」といった印象を受けるかもしれませんが、意外と採用されます。
それに、踏み出さなければいつまでも経ってもスタートしません。。。
参考になれば幸いです。
追記:バイトや契約社員から「正社員」にステップアップする人が多い業界
正直、正社員として採用されるのは経歴がないと難しいです。
その代わりに、「バイト→契約社員→正社員」のステップアップの道筋を用意している企業が多いです。
そもそも、オンラインゲームの黎明期は「90年代の終わり頃」で業界自体が20年ほどしか経っておらず、多くの企業は2000年代に設立されています。
いわば、凝り固まった風土や体質の企業は少なく門戸は開けている業界でもあります。
入ってしまえば、「やる気」次第で正社員になることは十分可能です。
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