
プリンターを使いたい方に向けた記事です。
こんにちは!家電量販店で働いているかややよです。
2023年の今でも「Windows XP」や「Windows Vista」を現役で使用している人はいますよね。
Microsoftのサポートが切れた「OS」を利用していて困るのは、対応している製品やソフトが減りつつあることです。
それは、プリンター選びも然りです。。。


結論からいうと、メーカーで正式対応しているプリンターはあります。
それは、「エプソン(Epson)」のプリンターです。
今回は「WindowsXP」及び「WindowsVista」で、問題なく使用できるプリンターを紹介します。
なぜエプソンなのか?
プリンターの大手メーカーは
・ブラザー(brother)
・キャノン(Canon)
・エプソン(Epson)
の、3社です。
このうち、現在「ブラザー」と「キャノン」のプリンターの多くは「Windows7以上」を対応OSとしています。
※正確にはキャノンは3機種のみ「XP」や「Vista」に対応していますので後述します。
それでは、「エプソン」はどうかというと
最新モデルも含めて全機種が「WindowsXP」と「WindowsVista」に対応しています。
多くの機種から用途にあわせて、プリンターを選ぶことが出来れば
・低コストのプリンターを選べる
・メーカーサポートが受けられる(1番大事)
などなど、大きな恩恵があります。
結果的に、エプソンが最有力になります。
非対応のプリンターを買うと痛い目にあう
「エプソン」以外のプリンターを適当に購入すると痛い目を見ます。。。
メーカーが対応していない機種の正常な動作は諦めた方がいいです。
サポート対象外のOSに対しては、メーカーからドライバ(プリンターを動作させるソフト)の提供がありません。
せっかく、購入しても正常に動作しなかった場合、お金をドブに捨てるようなものですよね。。。
非対応OSのプリンターを買うことは、リスクしかありません。
エプソンプリンターの用途にあった選び方
プリンターは用途にあわせて、選ぶ必要があります。
例えば、「写真を印刷したい」人が低性能なプリンターを購入するのは選択ミスです。
最新の販売モデルから用途に適したプリンターを紹介します。
写真の印刷頻度が少ない人向けの機種
■EW-052A
インクの本数が「4色」なので、高品質な写真は印刷できません。
「写真は印刷しない」といった方に向いています。
印刷コストは次の通りです。
型番 | インク本数 | L半(写真) | A4カラー |
---|---|---|---|
EW-052A | 4本 | 約28.3円 | 約14.5円 |
このモデルには大きな弱点があります。
「L半(写真)」の印刷スピードが「74秒」も掛かるといった点です。
10枚印刷すると「12分(740秒)」かかります。。。
そのため、写真印刷の頻度が低い人に適したモデルです。
写真と文書を印刷する人向けの機種
■EP-885A
インクの本数が「6色」構成なので、写真の印刷に向いています。

印刷コストは次の通りです。
型番 | インク本数 | L半(写真) | A4カラー |
---|---|---|---|
EP-885A | 6色 | 約23.2円 | 約13.2円 |
※印刷コストは「カメ(増量)」インクを使用した時の値です。
「EP-885A」シリーズは「白色」「赤色」「黒色」が販売されてるので、部屋の雰囲気にあわせて好みの色を選ぶことが出来ます。
また、印刷した写真の品質もよく、文書の印刷にも向いているモデルです。
高品質な写真を印刷したい人向けの機種
■EP-30VA
搭載しているインクの本数は、通常のエプソンプリンター(EP-885Aなど)の「6色」構成と同じですが、インク構成が異なります。
型番 | EP-885A | EP-30VA |
インク構成 | シアン マゼンタ イエロー ブラック ライトシアン ライトマゼンタ |
シアン マゼンタ イエロー ブラック レッド グレー |
「ライトシアン」と「ライトマゼンタ」ではなく、「レッド」と「グレー」を用いています。
人を撮影した写真をはじめ、風景の写真も綺麗に印刷されます。
印刷コストは次の通りです。
型番 | インク本数 | L半(写真) | A4カラー |
---|---|---|---|
EP-30VA | 6色 | 約14.0円 | 約6.6円 |
ただ、エプソンの写真印刷は「6色」搭載モデルであれば風景写真も含めて十分綺麗です。
写真印刷の品質を追求したい人が選ぶモデルです。
低コストで使いたい人向けの機種
■EP-M553T
エコタンク方式のコスパ重視のプリンターです。
多くの家庭用インクジェットプリンターは、「カートリッジインク」を交換する形式に対して
エコタンク方式はインクボトルでインクを継ぎ足して補充します。
印刷コストは次の通りです。
型番 | インク本数 | L半(写真) | A4カラー |
---|---|---|---|
EP-M553T | 4色 | 約9.8円 | 約3.0円 |
ランニングコストが安いので、長期的に見れば最も財布に優しくなるプリンターです。
A3用紙に印刷をしたい人向けの機種
■EP-982A3
「A3」用紙の印刷が出来るのが特徴のプリンターです。
インクの本数は「EP-885A」と同じ構成の「6色」であるため、大きな用紙(A3)に綺麗なカラー印刷をしたい人にも向いています。
印刷コストは次の通りです。
型番 | インク本数 | L半(写真) | A4カラー |
---|---|---|---|
EP-982A3 | 6色 | 約23.2円 | 約13.5円 |
※印刷コストは「80L(増量)」インクを使用した時の値です。
家庭向けのインクジェットプリンターで「A3」に対応している機種は限られているので、重宝される機種です。
WindowsXPとWindowsVistaに対応するエプソン以外のプリンター
キャノンでは次の3つの機種が「WindowsXP」と「WindowsVista」に対応しています。
・PIXUS iP110
・PIXUS iP8730
・PIXUS iX6830
「PIXUS iP8730」と「PIXUS iX6830」に関しては、「A3」対応プリンターです。
いずれの機種も次の点は注意してください。
・Windows Vista SP1以降に対応
・Windows XP SP3以降に対応(64bitには非対応)
さらに、上の3機種は全て「2014年」発売モデルです。
やはり、選択肢が少ないのは辛いところですね…
ブラザーに関しては、もう諦めるしかありません。
公式のサポートページ「OS対応状況」からも「Windows7」以上しか対応していないのが分かります。
ブラザー製品のサポートについて掲載しています。ブラザー製品の各種OS対応状況のご案内です。…
まとめ
Microsoftのサポートが切れたOS(WindowsXP、WindowsVista)でも、「エプソン」であれば広い範囲でプリンターを選ぶことができます。
なお、キャノンやブラザーでも「古い機種」であれば使用できるものも存在しますが、おすすめしません。
理由としては、修理に出しても部品がなくて対応できないことや、修理対応期間そのものが過ぎていることもあるからです。
参考になれば幸いです。
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