こんにちは、家電店員のかややよです。
「音が邪魔で集中できない!」
「騒音」は日常生活において、切っても切れない存在ですよね。
- 自動車や電車などの交通音
- 隣人や上階の生活音
- 動物の鳴き声
などなど、「あーうるさい!」と感じた瞬間に集中力が落ちてしまいます。
実際わたしは音にメチャクチャ弱いタイプです…
騒音が聞こえると作業効率が大きく低下します。
とくに「物事を考える」ときは顕著に悪影響が出ます。
あ、気が散った…何を考えてたんだっけ…
住環境を変えることは困難なので、耳栓での対策を実践しましたが、頻繁に音が貫通してくるので効果がありませんでした。
そこで、辿り着いたのが「イヤホン」です。
イヤホンといっても「音楽を再生して騒音をかき消す」というわけではありません。
音が耳に入った時点で集中が持続しないので…
対策として用いるのは「ノイズキャンセリング」機能です。
今回は騒音が原因で集中力が落ちてしまう方に向けて、ノイズキャンセリングの仕組みや効果をはじめ、実体験に基づいたお薦めの製品を紹介します。
ノイズキャンセリングイヤホンひとつで「どこでも図書館、快適癒やし空間」を得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
ノイズキャンセリングの仕組み
ノイズキャンセリングとは文字通り、周囲の雑音を打ち消して低減する機能のことです。
ノイズキャンセリングには「パッシブノイズキャンセリング」と「アクティブノイズキャンセリング」の2つの仕組みが存在します。
「パッシブノイズキャンセリング(PNC)」は、イヤホンの構造が密閉性の高い構造となっており、騒音を物理的に低減することができます。
「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」は、外部の音をマイクで拾ったうえで、逆位置の音を発生させることで騒音を低減することができます。
雑音を効果的に打ち消すことができるのは、外部の音を検出しノイズ除去のデジタル処理が行われる「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」です。
耳の装着感も物理的に音を遮断する「パッシプノイズキャンセリング(PNC)」イヤホンより、圧迫を軽減してくれるので長時間の使用に向いています。
音楽を聞かずにANCだけを使用することもできます。
アクティブノイズキャンセリングで低減できる騒音レベル
どの程度騒音を低減できるかは使用する製品や、音の種類や大きさによって異なります。
とはいえ、よっぽど粗悪な製品でもない限りは、最低でも20~30dB程度は抑制できます。
例えば、換気扇やクーラーの音「50dB」に対して、「-30dB」できれば「20dB」まで抑えられます。
人によって聞こえ方に差はありますが、30dB以下になれば気にならない範囲です。
20dBでほとんど無音になります。
騒音の目安は「環境省」が発表している資料が参考になります。
50dBを超えてくると「うるさい」と感じるレベルに到達します。
環境省:騒音の目安について
住居形態(一戸建て、集合住宅)や周辺環境により騒音のレベルは変わりますが、「アクティブノイズキャンセリング」機能を用いることで大幅に抑制できます。
アクティブノイズキャンセリング対応のイヤホン
商品パッケージや製品マニュアル(オンライン)に「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」と表記されていれば対応しています。
価格はピンキリですが、安いものなら2,000円~3,000円ほどで手に入ります。
とはいえ、あまりに安過ぎるイヤホンは避けるのが無難です。
理由は簡単で、「アクティブノイズキャンセリング」はマイクから外部音を拾ってノイズ処理が行われるので、安価な製品だと「音を拾ってくれない」「ノイズ処理が適切ではない」など品質面や技術面に問題があるからです。
実際値段に釣られて安価製品に手を出したことがありますが、やはり音の貫通が気になる機会は多かったです。
あまりにも遮音効果が低すぎると騒音対策とならず、「安物買いの銭失い」という結果に終わります。
管理人が使用しているノイズキャンセリングイヤホン
私がイヤホンに求めるのは次の機能です。
- アクティブノイズキャンセリング機能を搭載している
- 耳からハミ出さない形状をしている(カナル型)
騒音対策が目的で音に強いコダワリがないので、「超高音質」「ワイヤレス充電」「マルチポイント接続」などの機能は不要です。
静寂としたストレスのない環境を実現するために、これまで「AirPods Pro」をはじめ、次の4つのワイヤレスイヤホンを試してきました。
- AirPods Pro(第2世代)
- Jabra Elite Active 75t
- UGREEN HiTune X6
- Anker Soundcore Life A3i
結果的に落ち着いたのは「Anker Soundcore Life A3i」です。
再生可能時間 | ノイズキャンセリングモード時:最大6時間(完全充電時) |
ノイズキャンセリング機能 | アクティブノイズキャンセリング(ANC) |
外音取り込みモード | あり |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.2 対応 |
防水規格 | IPX5 |
充電端子 | USB Type-C |
正直言って、音質や遮音性は「AirPods Pro」がブッチギリで良いです。
しかし、高音質で曲やBGMを聞きたいわけではありません。。。
「AirPods Pro」の品質は間違いなく良いのですが、本体の形状が「うどん型」なので寝転びながら使用すると横を向いた時にイヤホンと枕が接触して違和感があるため、積極的には使用していません。
最低限の騒音を遮断し、睡眠時(寝返りなど)に邪魔にならないカナル型の「Anker Soundcore Life A3i」を多用しています。
私と同じように睡眠時の着用を前提として、「アクティブノイズキャンセリングの恩恵を明確に得られる」「高音質は不要」といった方には価格がお手頃な「Anker Soundcore Life A3i」がオススメです。
ただし、「Anker Soundcore Life A3i」は騒音を完全に消し去ってくれるわけではありません。
もちろん、日常の生活音が聞こえてくる機会は少ないですが、「選挙カー」や、「車・バイクの走行音(爆音)」などは普通に貫通してきます。
音楽を再生すれば貫通度はグッと下がりますが…
より静かな環境を望む場合は、「AirPods Pro」や「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」などのハイスペックモデルを用意した方が快適度は高まります。
まとめ
騒音は集中力の大敵です。
外的要因で1秒でも時間を無駄するのは非常にモッタイナイですよね。
音に敏感な人ほど、ノイズキャンセリングでの対策がおすすめです。
ワイヤレスイヤホンをパソコンに接続する手順は、ワイヤレス・マウスやキーボードと同じです。
詳しくは下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
騒音の悩みで頭を抱えている方の参考になれば幸いです。
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